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250m

  • by admin

 練習で250mという距離を走りました。オーストラリアの時に続いて2回目です。何でこんな半端な距離を走るんだということをよく聞かれますが、これは選手もわかりません。ただ文化的に何百50mというのは陸上界に昔からあって、あまり気にせずそれを走っています。確かに走りやすい距離かなという気もします。

 私のこの距離のベストタイムはそれほど速くなく、26”7ぐらいです。この距離は速い選手になるととんでもないタイムを出すようになります。ちょうどスピードを出しているぞという感じが届くぎりぎりの距離(300mだと少し遠い)なので、エネルギー効率がいいかどうかが如実に現れます。効率がいいとたどり着けて、そうでないとたどり着けないぎりぎりの距離なのです。ですから走技術の習熟度がかなりはっきりと現れます。
 私の知っている速い選手は、25秒ちょっとくらいで走ります。この選手は日本人ですので、ちょっとでも陸上を知っている人ならこれがとんでもないタイムというのはわかると思いますが、そうでない人の為に注釈を入れますと、これは200mを20秒ちょっとくらいで通過しなければならないことになるようなタイムです。つまり日本記録くらいで通過しないと出ない記録です。ピストルを鳴らすか、動き出す瞬間のタイムを取るか、そんな違いはありますが、いずれにせよこれはすごく速いタイムです。

 その250mを今日4本行いまして、私にしてはすごく速いタイムが出ました。27”1ぐらいです。

 速いというのはいいニュースに思えますが、少し不安に感じています。今年のような五輪一発で結果が決まるシーズンでは、その日その瞬間にそう走れるかどうかがすべてです。アベレージは関係ありません。
 そういうシーズンでは、自分の思うように自分の調子をコントロールするというのが非常に重要になります。一度たりとも自分の手綱を離してはならないのです。
 今予想しているタイムよりかなり速い今回のタイムが出た根拠が私にはわかりません。根拠がないのに出たということは、自分を波をつかめていないという事です。波がつかめていなければ、それに翻弄されるだけです。運に任せるにはあまりにも五輪は厳しい舞台ですから、これは解決せねばならない問題です。

 理由がわからなければ、悪くなろうが良くなろうが問題である、というのが私の競技観です。もう一度原因を洗いだそうと思っています。