陸上短距離:朝原 宣治 さんのメッセージ

アスリートからのメッセージ  〜4〜 

 みなさんこんにちは。一般的にスポーツ選手に対して持つイメージというのは、明るく開かれた世界で競技をしているという感じではないでしょうか?一面はそうかもしれません。

しかし、選手は競技の世界にどっぷりと浸かり集中していますので、社会とのつながりを持つことが難しかったり、自ら時間を割いて色々な世界とつながることが億劫だという一面もあります。社会とのつながりどころか、以外にも身近にいるはずのスポーツ選手同士のつながりさえも希薄な場合が多いのです。

私も現役の若い頃はそうでした。私は幸い36歳まで選手として活躍することができましたので、競技以外にも興味を注ぐ余裕ができ、社会とつながり色々な人達と交流を持つことができました。これは、もちろん選手としてもですが、引退してからもとても重要なことだと気づいたのです。そして、周囲のサポートにも素直に感謝することができました。

限られたアスリート人生の中で周りからの大きなサポートに気付かずに引退する選手もいると思います。引退して、今度は自分が支える側に立つと、さらに周囲からのサポートの大きさを実感しました。

今度は、色々な競技の様々な経験を積んできた選手と若い選手とがつながり、選手自らが社会とつながっていける環境を作っていかなければいけません。そして、周囲のサポートに対する気付きの機会を設けていければと考えています。特に近年は、アスリートの社会性が重要視されるようになってきました。

アスリートの意識が変われば、社会も変わる。みなさんにもっともっと応援してもらえるよう頑張っていきましょう!

朝原 宣治

2010年9月17日